自分の膿は出しきるにつきる / by Milton Coffee Roastery

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ここで指す自分の膿とは、自分では潜在的には理解していてもうっすらとしか理解しておらず、他人に指摘されて時には不快や不安になるような心の中に潜む弱さの部分です。 調べてみると辞書には、「組織の荒廃などの原因になっている元を断つこと」とあります。

そもそも自分自身のことは自分が一番理解しているという誤解は誰しも持っているので、他人に指摘されたくない事を言われると、ムッときたり、反発したり、時にはショックを受けることになるのだと思います。 私も膿を出しては、また違う膿が出ては出しの繰り返しをしていまして、保身することの意味の無さもその度に感じますし、自己中心的、利己的な心のエゴを出す度に少し成長している気さえ生まれます。

自分ではプライドが高いなんて思ってもいないかもしれませんが、多少なりとも持っているものですし、全てが悪いということではないと思いますが、自分の成長を妨げるものであれば、改善してしまった方がいいと思います。

自分の膿を出す作業も大変ですが、他人に指摘する時は別の意味で大変です。利己主義の部分を治してもらおうとしても、本人がそれを自覚していない場合は多々ありますので、あれこれ表現の仕方を変えながら本人に理解してもらおうと会話するわけです。

問題なのは、自分の痛いところを指摘され続けると、あたかも自分自身の全てが問題なんじゃないかと勘違いし始めることがあります。 勘違いの度を過ぎると鬱にもなりかねません。 中には、自分の言われたくない痛いところを指摘されて治すどころか離れる人もいるかもしれません。

治そうと努力している人には、ケガをしていなくても、自分の様々な膿を出しきるまで腕に絆創膏でも貼ってごらんと伝えます。 そうすることで、自分の膿は自分全体が悪いのではなく、極小さな傷から生まれた膿なのだと認識することができます。 自分自身が悪いのではなく、自分の中に潜む心のちょっとした毒素が悪いだけと理解してもらえば、急に気が楽になり、とても前向きに仕事もプライベートも進めることができます。

なにより、この心の膿を出しきってしまうと、同じ膿は二度と自分に戻ってこないという最高のボーナス付きなのですから、年齢の若いうちに出すに越したことはありません。

膿を出す作業に大事なのは信頼できる人と取り組むということです。 なにせ、信頼できない人から指摘されても、相手にも自分にも心に響きませんから。