昨日はセルジオさんのドライミル(乾燥場)を訪問 (03/09) / by Milton Coffee Roastery

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2日丸々セルジオさんの農園から乾燥場までを見させてもらいましたが、毎年訪れる度に彼の設備の進化が見て取れます。 毎日どうしたら美味しいコーヒーを作れるか考えていなければ、こうした進化は起こらないと思いますし、実際相当考えて設備にでも投資しています。

1年に一度しかない収穫時期。 1年に一度しか収穫後の処理も行わないわけですから、失敗は許されないわけです。 失敗はコーヒーのポテンシャルを引き出せないか、最悪の場合は低品質なコーヒーになってしまうことを意味します。



毎年一発勝負をかけるようなもので、その勝負に勝った時に初めて前年よりも更に高品質なコーヒーが出来上がります。

毎年果敢にアイデアを駆使して勝負する生産者達は、進化のスピードこそ違えど、必ず品質レベルを上げてきます。

僕達はそんな生産者達とつながりをもて、買い付けできていることが頼もしいですし、このまま良い絆を深めていきたいですね。

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ミルトンのお客様が飲むコーヒーの多くが生産者の元で働く労働者の方々によって品質を高められています。

この写真の労働者は、炎天下の下、乾燥場に運ばれてきた殻に包まれた状態のコーヒーの中から、一粒一粒好ましくないコーヒーを取り除く作業をしています。 気の遠くなるような作業ですよ。

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この上の写真が除去する前のものです。 白い粒の中に、黒かったり茶色っぽいコーヒーが見えますよね。 

それらを取り除きます。

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この写真はそれを取り除いた後の棚(アフリカンベッド)です。 欠点コーヒーは見当たりませんね。

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もっと分かりやすい写真がこれ。 全体の収穫量からみれば、たった1%にしか満たない量なのですが、これらを取り除かなければ品質にも影響がでることは間違いありません。 これだけをカッピングしましたが、ひどいものです。

ただこういった作業には人件費も時間もかかる為、費用を削りたければ取り除かない農家もいるでしょう。 

小さな手間と労力の積み重ねが、美味しいコーヒーの完成へと導いてくれると思うと、コーヒーを飲んでいても有り難味が一段と増します。

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セルジオさんとは、毎年会うたびにお互いの情報を共有しあいますが、今年は僕からは焙煎についてお伝えしました。 セルジオさんも日本の焙煎方法からヨーロッパの人から教わった焙煎方法までの一通りの知識を持っていますが、理論から実践まできちんとお伝えしてきたつもりです。



現に、今までの彼の焙煎したコーヒーとは明らかに進化し、風味特性がパァン!と分かりやすい、広がりのあるコーヒーに仕上がりました。 セルジオさんも方法を納得し、カッピング結果でも納得♪ 早速これからはこの方法に切り替えたいと言ってくれました。


来年訪れるまでには、この方法をとりあえずマスターしてくれていると思います。



今日、9日からは他の農園をラ・ベンディシオン農園のルイスさんと共に、巡ることになっています。 今日も楽しみすぎ♪

また報告しますね。