水出しコーヒー 実験の様子をちょっと / by Milton Coffee Roastery

写真に写っているのは、今販売中のドリップパックに行きつくまでに、何度も繰り返した実験の一部です。 この4種類は何が違うかといいますと、コーヒーの粉を包んでいる不織布の厚みが違います。 この時は不織布の厚みが、水出しコーヒーの風味にどう影響を与えるかの実験でしたので、中身はまったく同じもの♪ ブレンドも、粉の細かさも全く一緒での実験です。

1分後では一番奥の水出しコーヒーだけが抽出が始まっていませんが、手前3つは茶色い色が出だしていますね。

ところが、1時間後には一番奥の水出しコーヒーが最も黒くなっています。 3時間後もその黒さは変わらず。 手前3つは茶色の色ですが、3時間後にはどれも同じぐらいの濃さに仕上がりました。

実は一番奥は昨年まで使っていた水出しコーヒーのパックと同様の不織布を使用したもの。 ホットコーヒーをペーパードリップで出した時、コーヒーは黒い色をしていますよね。 コーヒープレスで淹れたコーヒーは茶色ですね。

フィルターの厚みが分厚い分、コーヒーに含まれる成分のいくつかはフィルターのメを通れない為、実際に飲んでもペーパードリップに似た風味の出方になります。 奥行きのある風味を出すためには、コーヒー豆の持つ素晴らしい風味のポテンシャルを全て出し切る必要があります。

実は昨年までの水出しコーヒーに納得していませんでした。 ミルトンのコーヒーの粉を直接容器の中に入れ、直接水を入れて作った水出しコーヒーの方が、断然美味しいことを実験で確証済みだったので、昨年までの水出しコーヒーは大好評ではありましたが、僕としては納得していなかったという次第。

コーヒープレスで淹れるコーヒーのように、風味がとても豊かな水出しコーヒーを作るためには、粉が出ない程度まで、極力フィルターを薄くしなければなりませんでした。 今年の現在販売中のパックは、そうした試行錯誤の中から生まれたものなんです。

昨年とは大きく違うもう一つのポイントは、使用しているコーヒーミル。 昨年の水出しコーヒーより粗挽きにしていますので、長時間漬けていても、過抽出の嫌味な味がでないどころか、粉の断面もつぶれていないおかげで、水の浸透が非常に良く、抽出時間も大幅に短縮できたというわけ! 粉にする際の熱も微量なので、香りの良さをそのままキープ!! 粗挽きにしたおかげで、微粉もパックから出にくく、最新のミルのおかげで微粉自体もごくわずか!

今年の水出しコーヒーは、相当自信作です! 風味がしっかり出ている証拠に、牛乳をちょっぴり足して飲んでみてください。 昨年までの水出しコーヒーでは、どうやっても水っぽくなってしまっていましたが、今年の水出しは、液体コーヒーゼリーのような感覚を感じられると思います。

「どういうこと??」っと思われた方は、是非お試しください。 きっと、「あぁぁぁ! わかる!」とうなずいていただけると思います。 牛乳の脂肪分にも負けない程の美味しいバランスのとれたコーヒーの成分が、今年の水出しコーヒーには出てきます。

風味をしっかりと楽しみたいかたは、一晩でも漬けていても大丈夫! 嫌な味も出てきませんからご安心を♪

まぁ、香りだけで比べれば、ホットコーヒーには敵いませんけど、今年の水出しコーヒーのお客様の反応はすこぶるイイです! 喜んでいただけると苦労した甲斐があったと思います。

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