ちょうど9年前 2004年9月のこと / by Milton Coffee Roastery

ミルトンコーヒーロースタリーが皆さんに支えられて8年目になりますが、その更に1年前の2004年9月、 私はシアトルにいました。 オープン前ということもあり、視察目的で渡米したわけです。 2000年あたりから、じわっと動きはじめたスペシャルティコーヒーも2004年の段階ではまだまだアメリカでも浸透している様子はなく、ごく一部の限られたロースターやカフェの特徴でした。

 一人徒歩でシアトル中を歩き回り、コーヒーやカフェラテを浴びるように飲む中、行く先々のスタッフの陽気さや親切さが記憶に残る。 これからこんなことをやりたいという私の夢のような話を聞いてくれた個人経営のカフェのおじさんには、見ず知らずの私のド素人のお話を聞いてくださったことにお礼を言いたい。

 一人徒歩でシアトル中を歩き回り、コーヒーやカフェラテを浴びるように飲む中、行く先々のスタッフの陽気さや親切さが記憶に残る。 これからこんなことをやりたいという私の夢のような話を聞いてくれた個人経営のカフェのおじさんには、見ず知らずの私のド素人のお話を聞いてくださったことにお礼を言いたい。

なぜ今になってこんな話を持ち出したかというと、昨日新しく入社したスタッフの希望で どうやってミルトンが出来上がってきたのかの話をする機会がありました。 私は所謂脱サラで始めたのですが、高給取りでもなかったのでお金もないし、知識もないし、技術もない、人脈もない、のナイナイ尽くし! 唯一あったのは、上手く行く気がするという「のん気さ」と、やるなら成功させたいという気持ちぐらいでしょうか。

ミルトンのオープン前、事業計画を練る為、相当な時間を費やしました。 入念に練りました。 もう会社も退社していたので、収入は妻のカフェでの稼ぎのみ。 食費削る為に食パン1斤88円の特売や、冷凍サンマ3尾で100円を求めて買い物に出たり、オシャレなカフェやレストランに行くとお金がかかるので、外食なんてもってのほかです! マクドナルドに入ることさえ、躊躇していました。

そんな倹約生活中のアメリカ渡米でした。 激安ホテルに泊まりながら、食事もままならない滞在でしたが、自分のやりたいことのお手本や成功事例がそこのゴロゴロしているわけで、刺激は相当なものでした。 

 当時の自分にはヨダレが出るほど羨ましいカフェの光景でした。 シアトルのお店をまわるたびに、自分に力とヤル気が充填されていった記憶があります。

 当時の自分にはヨダレが出るほど羨ましいカフェの光景でした。 シアトルのお店をまわるたびに、自分に力とヤル気が充填されていった記憶があります。

 オープンして8年目の今、当時からは想像できないほど成長させていただいていますが、実は私の予定では更に多くの事が出来ているはずでした。 まだまだだなぁと感じています。 自分の理想と開きがあるわけです。 やりたいことだらけで、そのやいたいことの細かい下調べも進めていますが、私一人では進める上でペースの限界があると感じています。

今のミルトンのスタッフは非常に優秀です。 それは来店されるお客様が感じていただけていると思います。 私一人ではできない部分を割振り、これからもガッチリ、でも楽しく働いてくれれば素敵です。   

消費者の立場から見ると「華やか」に見えるカフェ展開や「急速」な多店舗展開も、今は興味ありません。 理由は簡単です。 ミルトンはロースターなのでカフェを始めるにはまだまだ早い! 急速な多店舗展開も数字をはじけば誰でも分かることです。 そして夢と一緒に現実のものにしていくスタッフが育たなければ、進めてはいけない計画もあるでしょう。 私はこの2-3年後をミルトンのピークにもっていこうとは丸っきり思っていません。 ピークは順調にいけば7年後です。 その後の予定もありますが、まずは会社の基礎固めでしょう。

 9月から新しい期がはじまりましたが、今期がミルトンにとって大きなターニングポイントになりそうです。 いつも初心の情熱を忘れないように、スタッフ全員で全力を尽くしたいと思います。