納得いく焙煎のまま今年も終われそうです / by Milton Coffee Roastery

2014年は振り返れば「試される年」でした。 

まずは、人材が試されます。 1年の中でも特に忙しい月ですので、ミスを極力なくし、お客様をお待たせすることも極力減らし、忙しいからと言ってサービス対応が悪くなることは許されません。 疲れているからという理由で笑顔が無くなるなんてもってのほかですからねぇ。 人材教育をする私自身も試されました。 恐らく神様からの試練を与えられているのでしょう(笑)

次に、生産体制と調整も試されます。 12月は販売量も多いことから焙煎する量も多いわけで、なるべく品切れを起こさないように努めています。 そして今年は2店舗分の在庫調整をする必要があるので、コーヒーの鮮度を保つためにも神経を尖らせています。 1日何回か在庫状況を確認しながら、臨機応変に追加焙煎していますので、鮮度もピカイチです。 忙しいからといって、まとめて焙煎すると商品によっては売れ行きのかたよりによって、古くなってしまいます。 今は各商品の販売状況にあわせて在庫調整できるようになったので、私の気持ちも多少楽になりました。

ミルトンはドリップパックも店内に製造機を設置しているので、鮮度抜群のドリップパックを生産できるわけですが、年々この需要が増えているので、需要の高い12月は特に在庫を切らさないように気を配りながら生産調整をしています。 ドリップパックは6カ月の賞味期限があるので、それこそ作り置きできそうなものですが、贈答品にも多数使っていただいていますので、こまめに製造しています。 今日大晦日も最後の製造を後ほどすると思います。 

焙煎に関しても試練は待ち構えていました。 今は問題を克服したばかりか、この10年弱のトライアル&エラーの点が線でつながるどころか、真っ直ぐな直線状にピシッと整列して理解ができた感覚におちいりました。 焙煎する者としては衝撃的な、しかも偶然の発見でもありました。 焙煎のどこでどう操作、調整したら、甘みが増減、酸味が増減と輪郭の出し方、マウスフィールの増減、余韻の長短、風味特徴の明確さ、焙煎豆の日持ちの良さ悪さなど、お恥ずかしいことに今になってやっと明確に見えてきたのです。 年末にミルトンのコーヒーを飲まれているお客様は美味しさの増したことを感じていらっしゃると思います。 「バランスがいいのに、無理がないコーヒー。」 分かる人にしか分からないと思いますが、これこそ素材を活かしつつ、万人のお客様が喜んでもらえるのではないかと、日々の営業で聞こえてくるお客様の声から確かな手応えを感じています。 でもその背景には、廃棄処分となった山積みのコーヒー豆達もいたわけで、これもまた辛く、悲しい試練でしたが、諦めずにいたらある日乗り越えることができました。 

上げればキリがない「試練」でしたが、振り返れば自分の肥やしとしてはもちろん、ミルトンとしても成長できているように感じています。 スタッフが成長し、組織が上手く回り、最高の商品が提供でき、お客様が購入してくださる。 私達に出来る限りのことは最善を尽くすとお約束します。 

専門店に曖昧さはいらない。 高みを目指し、改善し続け、それを楽しみながら我々は働きたいと思います。 そして私達が感じているワクワク感が、さらなるお客様に伝染し、お客様の輪につながっているように感じています。 その輪が更に広がるよう、2015年もご支援とご意見をよろしくお願いいたします。