納得した上で寛大であれ / by Milton Coffee Roastery

ミルトンコーヒーでは、やや大雑把な言い方をすると、お客様や農園主達など関わる方々に喜んでいただけて、会社がきちんと成り立つのであれば、人の道を外れない限り何をしてもいいという考えがあります。 私の脳みそで考えれることなんて程度の知れたことで、スタッフ達の脳みそから生まれる様々な可能性を制限したくないからという理由があるからです。

スペシャルティコーヒーの業界の中でも、多様性、英語で言うダイバーシティといった「様々な要素が含まれる環境を受け入れましょう」という考えがあります。 産地では農家がそれぞれの試行錯誤を形にして、より美味しいコーヒーに仕上げていっていますが、仕上げ方は様々です。 同じニカラグアという国でも、地域や気候、農園主によって風味は異なり、どれ一つとして全く同じコーヒーはないでしょう。 これまでの発想では、ニカラグア、グァテマラ、コロンビアといった名前で売られていたわけですから、今ミルトンで販売しているような多様性とは違いますよね。

視点を変えてミルトンの社内を見てみますと、年齢も幅広く、コーヒー業界から転職してくれたスタッフもいれば、元保育士、元整備士、元銀行員とコーヒーには全く関係のない異業種からの転職者の割合多いですね。 私自身もともと工作機械メーカーで事務職をしていたわけですから、畑違いからの起業だったわけです。 今後もきっと異業種からの転職者を受け入れていくでしょうし、そのメリットはとても高いと感じています。 外国人の起用も現在準備段階ですので、国際色豊かにしていきたいですね。

引き続き働きたいと願う女性の産休についても、柔軟でありたいと思っています。一遍通りのルールに当てはめるのではなく、これからも各女性スタッフの状況によって臨機応変に対応していきたいですね。 個々への柔軟な対応も、ミルトンとしては大切ですし、個々の家庭環境等が異なることも当たり前でしょう。

これらの多様性を受け入れる為には、ミルトンのスタッフにも常に伝えていますが、冒頭でもお話した「何してもいいよ!なんでもありなんだよ」の発想が必要になってきます。 これが結構難しいと感じる人もいると思います。 何が邪魔するかと言うと、恐らく「無意識の思いこみ」だと感じています。やってるつもりになってるわけです。

考えもせずとも、それはそうだろう! これはこうだろう! という発想のことです。 厄介なのは、歳をとればとるほど強くなり、特に男性に強く出てしまう点でしょうか。 私の周りでも女性でも思いこみやすい人もいますが、比較的環境や人に馴染みやすく、順応性が高く、それまでの思いこみを割と容易くひっくりかえすケースが多いように感じます。

言ってみればある種の固定観念なんですが、では何で邪魔するかというと、固定観念があると多様性を受け入れる体制が本人に整い難くなってしまうと思うんです。 まぁ当然ですよね。

多様性を受け入れる=自分の芯がない。。。とはならない訳でして、前回のブログ終わりでぼやきました、器の大きさにも関わってくるんじゃないかなと思っています。

分かっている、理解している、経験している、実行している!と本人は疑う余地もない「してるつもり」タイプの人が要注意。 私も含めて、こうならないためにも、色んなお客様や産地の声も聞き入れ、まだまだ頭を軟らかくできるぞ!と思考を方向修正し続けないと、少なくともミルトンでは働けないかな。。。やるなら、誰にも負けないぐらい徹底的にやらないと、その先の楽しさも分からないでしょう。

私が目指すところは、コーヒー豆を作り出す上での多様性と可能性にも広く目を向け、それを楽しんでいただけるお店作りとスタッフ教育をし、できれば「コーヒーと一言で言っても、色々あるのね!そこまでしてるからミルトンのコーヒーは美味しいのね!」と多様性と美味しさを共感していただけるお客様と共に成長していきたいと考えています。

 多様性を認識しながら受け入れ、噛み砕いて納得し、その中から自分が進みたい方向を選べば、きっと楽しい人生も送れる気がします。

ミルトンスタッフよ、何やってもいいから、やるなら徹底してやってみろ! 中途半端で終わらすなよ〜。 高いプライドも忘れずに。社長は見てるぞ。