10年前より洗練されたカフェは増えました / by Milton Coffee Roastery

シアトルについて4日目の朝を迎えます。 時差ボケなのか、朝5時にブログ更新をしています。 いつもSCAAのイベントは一人で来るのですが、今年は産地行きを諦めてシアトルに来たいと申告していたスタッフの中村と一緒に来ています。 その為、久米店はお休みさせていただいており、ご迷惑をおかけしております。 

ミルトンのお店をオープンする前、コーヒーの事も何も知らなかった10年前にシアトルに視察しに来たことがありました。 当時はまだまだスペシャルティコーヒーという概念もアメリカの一般市民には広がっておらず、きっと今もそこまで意識しているお客様は多くはないと思いますが、当時の私には全てをまずは吸収しなければと躍起になっていました。 

当時有名だったカフェはもちろん、チェーン店から小さな家族経営のカフェ、はたまた一人で回している小さな持ち帰り専門のかわいいお店まで、限られた時間を最大限使って飲み歩いたことを覚えています。 コーヒーの味を確かめる目的が一つと、もうひとつ当時大切にしたかった目的が、地域に密着しているコーヒー屋とはどんなお店なのかを確かめるということ。

そして、今年はスタッフと来て、ミルトンも10周年を迎える節目の年にシアトルに、再度コーヒーの質を確かめに、そして同じように地域に根差したカフェがその後どう変わっていったのかを確認しに来たわけです。 昨日、一昨日と何キロ歩いたか分からない程歩き回りました。 歩けばカフェに巡り合えるシアトルですから、一軒一軒飲んでいくとカフェインで頭がクラクラになってしまいますが、今回は二人での訪問なので時には1杯だけ頼んだり、休憩しながら店内の様子を見てみたりと、かなり充実した観察ができました。

10年前あったスタンドが無くなっていたり、違うカフェに変わっていたりと、それなりに変化はあります。 ただ住宅地に行けばそこで根付いているコーヒー屋のカラーがしっかりと伝わってきますし、それは何も有名店ではない場合も多分にあります。 何が愛されているのか・・・フレンドリーな接客という部分は共通して繁盛店には見られます。 このSCAAのイベント前にシアトル入りして散策していたのは、イベント目的で膨れ上がるコーヒー関係者を避け、普段のシアトルのカフェやコーヒー屋がどんな営みをしているのか、見たかったというのがあります。 まぁ、さすがに離れた住宅地の小さなカフェなどには、コーヒー関係者らしき人物は見当たりませんでしたが、国は違えど気持ちいい接客が出来ているお店は、店内の空気もとてもいいし、何よりお客さんと店員さんの表情がいい!

今日も何軒か行ってきますが、そのあとはミルトンで使っているエスプレッソマシンのシネッソやスレイヤーというメーカーの工場見学も予定しています。 明日は、バスに乗って遠くのカフェも見てきます。

ところでシアトルは景気がいいようで、街中建設ラッシュ! 人口もどんどん増えているそうです。 それに伴い、コーヒー屋もタケノコのようにポンポンと出来ていると聞きました。 景気が良いのはいいですが、余計に至る所で姿をみるホームレスも気になりました。 カフェの店内に入ってきて、お金をくれとお願いする姿は多々見かけます。 格差社会が広がっているのでしょうか。 コーヒーには関係ない話ですが、社会の歪みをどうしても感じてしまいます。