フランスワインで例えれば、グランクリュのコーヒー / by Milton Coffee Roastery

お店で試飲でお出ししても、多くのお客様が「あっこれ美味しい」と言ってくださるコーヒーが、今回ご紹介するコーヒーです。 現在販売しているコーヒーの中でも高い次元で味のバランスが取れているのが、サンルイス農園の特級畑ラ・グロリアで採れたスペシャルティコーヒーです。 

ほぼ毎年このコロンビアの農園から購入していますが、このラ・グロリアに関してはなかなか分けてもらえずにいました。 毎年アメリカのロースターが全量買付けをしていたからというのが理由だったのですが、毎年再三にわたりお願いをした結果、少量ではありますが分けてもらったのが、今回販売しているラ・グロリアになるのです。  

標高は1730メートルで、写真を見てもらってもお分かりのように、急こう配の山の頂上に開けた平らな土地が、特級畑のある場所になります。 それ以外のサンルイス農園は、急斜面に面していて、摘み取り作業はおろか、有機肥料を与えるだけでも難しそうな場所にあります。

以前のブログにも書いたことがあるかもしれませんが、もともと農薬も多少使っていたそうですが、農園主のルイスさんが体調を壊したことがきっかけで、虫よけの農薬から除草にいたるまで、とにかく何から何まで人工的な薬剤を使わないと決意されたそうです。 ミルトンが買付けしている農園のコーヒーは害虫対策をほとんどしなくても良い環境にあるのですが、菌類に関しては何かしらの対処をしなくてはいけません。 コロンビアは長年害虫と菌に悩まされ続けていますから、サンルイス農園とて例外ではないのですが、かたくなに使おうとしません。 肥料も自家製の堆肥を大量に作っては、一本一本の根元に撒いていっています。 とても労力と費用のかかる方法をとっていますが、それでも素晴らしいコーヒーを作れていますし、我々のような美味しいコーヒーを求めているロースターに直接販売できているのですから、さすがという他ありません。 同じことをしても、美味しいコーヒーを作れない農家さんもいらっしゃるわけですからねぇ、こればかりは運も関係しているのかもしれませんね。

冒頭でも高い次元でバランスが取れていると書きましたが、ただ花の香りがするとか、ただ色々な甘さがあるとか、そういった特徴ではなく、甘さや酸味、質感や余韻にいたるまで様々な部分で特徴がハッキリと表現されていて、飲んでいても楽しいコーヒーなんです。 今も飲みながらブログを書いていますが、意識すればするほど味覚を楽しませてくれるあたりが、なんともワクワクさせてくれますし、せっかく手に入れたコーヒーですから、みなさんにも飲んで頂きたいです。

風味特徴
熟した甘いパイナップルやブラッドオレンジの甘さと爽やかさが広がり、次第にラムレーズンやナツメグ、ヌガーなどの濃厚なフレーバーを感じる。 ツルツルとした質感が口の中に広がるにつれ、丸く膨らむような舌触りに変化し、奥行きや立体感のあるコーヒー。 艶やかで女性的。

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