コロンビアの旅は笑顔満載 / by Milton Coffee Roastery

コロンビアから帰国してからのご報告が遅れましたが、今回の旅はなかなか印象深いものとなりました。 何が印象深かったかと言えば、やはり「産地訪問の楽しさ」の再認識ができた!」ことでしょうか。 娯楽の楽しさともまた違う、内容の濃い・・・いや、かな~~~~り濃い楽しさといいますか、充実度が半端なかったです。

行く先々で出会う人達が例年になく温かく迎えてくれただけでなく、なんかこう言葉では言い表しにくい「つながり」のようなものを感じました。 ニカラグアでは長年ビジネスパートナーとしてやってきて、ある年突然どの農家さんも家族のように接してくれる経験を体験済みでしたが、コロンビアではここまで行く先々で会話が盛り上がり、緩くも温かい雰囲気に包まれたことは初めてでした。

また、驚いたのは訪問した各農家さんの中には、一度きりしか買ったことのないところもあったのですが、全ての農家さんがミルトンが、どの年にどのぐらいの量を、いくらで購入したのかを覚えていたということ。 正直全員覚えていたのは驚きました。 中にはお会いしたことのない農家さんもいたのですが、ミルトンコーヒーという名前は憶えてくれていて、嬉しい反面、継続的な購入に至らなかったことへの複雑な感情も沸いたのも事実。

今回のコロンビア出張の目的がミルトンでベストセラーのセロデルシエロ終売に伴う、代替えコーヒーを探すことにあったので、そのこともこの旅をより内容の濃いものに仕立てたのかもしれません。 当然、コロンビア国内の各名産地に出向けば、そこでカッピングをし、現地でサンプルの調達を手助けしてくれる人たちに事細かく、こちらの求める風味特徴を伝えていく作業を繰り返しました。

通常の買付けでは、予めこちらから要望したレベルのコーヒーのサンプルを用意してもらい、その中から特にカップクオリティの高い=点数の高いロット、または農園のコーヒーを選ぶのですが、今回はそれとは別にミルトンで決めた風味のコーヒーを探し回るという、いつもとは違ったコーヒー選びをしたわけです。 これがなかなか面白く、いつも出されるコーヒーサンプルを受け身でカッピングを行う形が、今回はこちらから求めている風味のコーヒーを探しにいく!といった攻めのスタンスで各地を回れたことも新たな経験となり、それもまた宝探しのようで印象深く残りました。

滅多に日本人も見かけないということで、時にはお店の店員さんにも一緒に写真を撮りたいとお願いされ、農園の方々だけでなく、コロンビア人の気質もあるとは思いますが、笑顔がとにかく絶えない旅となり、こんなに笑った産地訪問も初めてでしたね。 ニカラグアやエルサルバドルともまた違ったラテン気質があり、わりと自分にはしっくりくる印象!

同行した中村は初めてのコロンビアに最初こそオドオドしていましたが、次第にこの底抜けな明るいコロンビアの空気になれ、中村ぶしが炸裂★ いたるところで、日本の女の子がやる写真の写り方を広めて!?いました。

日本に帰ってきてから、久しぶりに時差ボケに苦しみましたが、そうこうしているうちにコロンビアからお試しサンプルが届き、これから焙煎して結果を現地へフィードバックします。 これからこうしたすり合わせを繰り返しながら、ミルトンが追い求めている味のコーヒーを見つけていくようになります。

もちろん、現在販売中のブエナビスタ農園や、エルベルヘル農園、ミラフロレス農園などは今後も購入し続けたいという意思を現地側にも伝えてありますので、それらの農園の中からよりすぐりのロットを探す作業もこれから発生してきます。 これからミルトンが買い付けているウィラ県とトリマ県のコセチャ(メイン収穫期)とミタカ(サブ収穫期)のシーズンが到来しますので、それらの中からミルトンの買い付けるコーヒーが選ばれることになるでしょう。

ミルトンに入るのはまだまだ時間がかかりますし、追い求めているコーヒーに関しては、それが見つかるまで地道にカッピングとフィードバックを繰り返していくつもりです。 

やっぱり、産地は楽しい! 美味しいコーヒーの為に全力を注いでいる人たちと接していても気持ちがいいですし、英語とスペイン語で頭がごちゃごちゃになりながらも、スパングリッシュ(英語を絡めたスペイン語)を駆使して、コミュニケーションを図りながら、美味しいコーヒーを貪欲に追い求めていく感覚も、ワクワクを通り越して、ゾクゾクします! 

もっともっと皆さんに、こんなに美味しいコーヒーがあるということを広めたい気持ちで今はいっぱいです。 40歳過ぎてもこんな童心に帰れるこの仕事につけたことも、ラッキーだなと感じています。

最後に、この一枚。 コロンビアの買付けの旅はとにかくその移動距離の長さと、道路の悪さに悩まされます。 エネルギーをそれだけで吸い取られます。 そこに農園主たちとの出会いとふれあい、シビアなカッピングなどが加わりますので、夕方には夕飯を食べる気力も残らないぐらい、疲れ果ててしまいます。 そこを撮影されてしまいました(笑) まぁ翌日にはテンションアップで移動するんですけどね。